入谷式足底板

Slider

足底板(療法)とは?

insole
機能性を持たせたインソール(靴の中敷)を作成し、日常生活で使用していただきます。 使用する方が、特別に意識していなくても「使用している時間=リハビリ・治療効果のある時間」とすることができるのが大きな特徴です。 リハビリテーションや運動療法におけるセラピストの働きを、インソールが「一人でにやってくれている」ことになります。

入谷式足底板

insole
当院では理学療法士の故入谷誠先生が整形外科リハビリテーションの手法として開発・提唱された作製法により作製しています。 「入谷式足底板」の大きな特徴は、足部の形状のみでなく、直接、使用者の身体の動きの変化を確認しながら作製することです。 それによって ❶足部の補正にとどまらず、全身の姿勢や運動をコントロールすることができる ❷使用しているだけで、特別に意識することが無くても身体をコントロールされた状態に維持することができる ❸使い続けることで、身体が「良い動き方」を学習し、使用していない時も使用時と同じ効果が残るようになる 等の効果が出てきます。

足底板からの応用治療

insole
❶シューズの調整(機能化) 入谷式では足に対しての最適な刺激がどの程度かを、テーピングとパッドによって評価・確認するプロセスがあります。その中から、コントロール要となる要素だけをコントロールするだけでも、動きやすくなったり、痛みの軽減もある程度は可能です。 現在お持ちのシューズに必要な要素をパッドなどを貼付することで、簡易的に足との適合を良くしたり、動きの改善が図れます。足のサイズがどんどん変わる成長期のお子さんや、症状の軽い方などに使っていただいてます。 ❷リフトアップテーピング 1センチ四方ほどの小さなテーピングを使用する方の動きをコントロールするするために身体各所に貼っていきます。 シューズを履く時間が短い方や長時間座り通しの方など足底板の効果が十分に発揮しづらい方に使っていただいてます。一般的なテーピングより持続性が高く、かぶれにくい素材を使っており、面積の小さいこともあり、かぶれやすい方でも使用できます。

足底板を使うまで

step1|相談

step1 足底板を使う事で「こういう効果を出したい」というご希望を現在感じていらっしゃる問題と合わせて伺い、使い方のご相談・ご提案を行います。 insole

step2|準備

step2 お作りになるシューズをお預かりし、足底板のベースとなる部分を作ります。必要な場合は、どんなシューズを使うのかの選択のお手伝いをします。 insole

step3|評価(60〜90分)

step3 ①歩行や簡単な動作を通じ、お作りになる方の、身体の特徴、個性を見極めます。 ②身体の姿勢や動き方をテーピング等で、目的の方向に誘導します。実際に動いていただき、効果を確認し、足底板の「設計図」を作ります。 ③「中敷き」状に成形する上での足の各部のポイントのマーキングを行います。 insole

step4|削り出しと成形(60〜90分)

step4 「設計図」に基づき、耐久性のあるゴムを削り出しベースに添付し、必要なパッド等を加え成形します。 insole

step5|仕上げ(10〜30分)

step5 出来上がった足底板を靴に入れて動いて頂き、微調整します。 insole
※ご都合により、1〜5のSTEPを1日で行う事も、何回かに分ける事も可能です。

step6|フォローアップ調整

step6 使用し続ける事で、身体(バランス、筋肉の付き方)に変化が出ます。 身体の状態の変化に応じて、必要なタイミングで調整を行います。 insole

足底板にかかる費用

初診料 3,000円
作製料(左右一対) 15,000円
調整料 2,000円

※ 価格は全て税別です

Slider
南町やごころ整骨院では、一人ひとりの症状をお伺いしながら、その方に合わせた治療法をご提案しています。気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。

足底板が効果がある理由

1 運動連鎖・姿勢制御

「全身の姿勢や運動をコントロールできる」 「特別に意識することが無くても身体をコントロールできる」 身体を動かす時、一箇所動かしていても、実際には全身の筋肉が強調して仕事をしています。腕を動かす時でも、不安定な二本足で立った状態を保ち、一定の姿勢を維持している全身の働きがまずあることで、腕を動かすことが可能になります。意識することなく、姿勢を保ってくれている身体の調整機能を「姿勢制御」と呼び、立位で地面に接する唯一の場所の足には、そのためのセンサーが多数あります。適切な場所に適切な強さの刺激を加えることで、身体の姿勢をコントロールできます。 また、「はいはい」や「立つ」「歩く」などは、教えられることなく、できるようになりますが、「立つ」「歩く」などは、生まれた時点で、脳に運動パターンが組み込まれているわけです。 より部分的な動きの中には、骨格や筋肉のつき方などの関係で「足がこちらに動くと、下腿はこちらに動く」等の、組み合わさった一定の動きの関連があり、それらを「運動連鎖」と呼びます。 足底板によって、足の運動の仕方が変わることで、「運動連鎖」の関係にある各所の動きが変わり、全身に伝わっていきます。その原理を応用し、足から全身をコントロールします。

2 運動学習

「効果が使用していない時にも続くようになる」 入谷式足底板は、膝などのサポーターのように、「動く時に外から制限をかける」方式でなく、「姿勢制御」「運動連鎖」などの、身体の反応を用いて、新しい動きを引き出します。スポーツなら「新しいフォーム」に「勝手になっていく」ようにしてあるわけです。 自分の筋力だけが働いているので、使用している時間や期間が長いと、「新しいフォーム」(修正された動き方)を身体が覚えていきます。また今まで使われていなかった筋肉が、使われるうちに強化され、筋肉のバランス自体が変化してきます。 そのため、徐々に、使用していないときにも、効果が継続されるようになってきます。 リハビリテーション領域だけでなく、怪我や腰や膝などの痛みの予防に、また、プロアスリートやダンサーなど、より高いパフォーマンスを目指す方や、幅広い層の方にも使われています。

3 足の機能の発揮

足底板の効果は、直接的には足の機能を発揮することです。足は地面との間で体重+αを受け続けていますので、部分的に本来の関節の適切な位置が保てていない場合も多数見受けられます。それを適切な位置に矯正することで出しづらくなっていた力が出せるようになりバランスを保てるようになったり、動きやすくなったりするようになります。

よくいただく質問

どんな靴にも使えるの?

大丈夫です。 効果を最大限出したい時は、足に合った靴が有利です。合った靴であれば、入れ替えて使う事も可能です。

足に合う靴がなかなかなくて困っている

選び方、探し方のポイント、対処の仕方などご説明しますので、ご相談ください。

作ったものはどのくらい使えるの?

一般的な使用状況で、3〜5年位は使っていらっしゃいます。

南町やごころ整骨院では、一人ひとりの症状をお伺いしながら、その方に合わせた治療法をご提案しています。気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。

Top